再生医療を飛躍的に前進させる
培養上清による次世代再生医療
次世代再生医療とは、幹細胞の移植治療ではなく、幹細胞を培養する過程で精製される上清のみを投与する新しい治療法です。
再生医療の研究が進むなかで、組織の再生に重要な役割を果たすのは、移植した幹細胞そのものではなく、幹細胞が放出する生理活性物質であることが分かってきました。グロースファクターやエクソソームが内在する幹細胞にパラクライン的に作用し、損傷や老化によって機能が低下した箇所に幹細胞を集めることによって組織は再生します。
誰でも再生医療を安心して受けられる医療環境づくり
培養上清には細胞自体は含まれていないため、再生医療等の安全性の確保等に関する法律の対象外の技術になります。再生医療において培養上清が果たす役割の期待値が高まっていることを背景に、様々な企業が開発、製造に進出しています。ただ、法規制が無いゆえに、有効性が明確ではない培養上清が流通し、問題となっています。
わたしたちは培養上清を使用した再生医療の実用化を目指して、臨床研究のエビデンスをもって、疑いようのない臨床結果を共有し、安定した品質の培養上清を低コストで普及できるように流通整備する活動をしています。
国際次世代再生医療研究会について
培養上清は数千種類の生理活性物質を含み、物質同士の相互作用を促す効果もあることから、薬理効果のメカニズムの証明が難しく製薬化が進んでいません。日本で承認薬とするのは難しいため、培養上清による再生医療を受けることができる医療機関は多くはありません。病気で困っている人、苦しんでいる人が、いつでも治療を受ける体制を整えることが最優先です。そのために、みなさまの協力をお願いすべく立ち上げた研究会です。
入会のご案内
国際次世代再生医療研究会では、培養上清に関心のある医師・歯科医師・獣医師に最新情報や技術を発信し、会員の交流の場を提供します。
また、次世代再生医療世界の安全普及を共に歩むプロジェクトメンバーを募集しています。